冷え性、虚弱が治った(KKさん)

料理教室レポート               2016年9月

私は2016年4月に岡田恭子先生の教室に入学し、半年の間、基礎科前期・後期の授業を同時受講いたしました。

入学した動機は長年悩まされている冷え性、虚弱体質、そして中年以降重篤化した帯状疱疹を改善したいと思ったからです。

自分の体力の無さを自覚していたので、数年来いろいろな健康法や食事に関する本を読んで自分なりに体質改善の道を模索していました。

入学する前の食事について振り返ってみると、

・7年ほど前から主食を五分搗き米に

・さらに、五分搗き米から玄米へ(2016年1月後半より)

・肉類は2012年前後より食べていない

・2011年頃より一日二食(昼・夜)

・週末は外食、飲酒をする

 

入学する数ヶ月前から普段の主食を玄米に替え、先生の著書に書いてある通り大きな便りが自分の体からふんだんに生産され、本当にびっくりしたものです。

もともと便秘症ではなく、下痢をしやすい体質だったのでなおさらです。

教室に入学後、岡田先生の本を読みながら独りで取り組んでいた頃にはまた実践できていなかった様々な点に気がつきました。

・「よく噛む」ということをおろそかにしていた

・副食の数、量が多い

・白砂糖でなければ良いのではないかと考え、代替甘味料を使用した菓子 をたまに食べていた

・外食の際の店およびメニューの選択が甘かった

注)そもそも外食は控えた方が良いと自覚はしていましたが・・・。

などなどの点です。

 

入学前の普段の献立は野菜を中心としたものが多かったため、マクロビオティックの献立にもあまり抵抗を感じませんでした。

第一回目の授業で「二週間、黒豆入り玄米ごはんとけんちん汁のみの食事で過ごす」という先生の提案もさほど難しい事ではないだろうと楽観していました。

しかし、いざ取り組んでみると初めの頃はどうしても物足りなさを感じてしまい、夫に用意するありふれた納豆さえもとても魅力的に見えて仕方ありませんでした。

同時にそれまでいかに副食品を食べていたか(おかず食べ)ということを実感した次第です。

また、しばしば眠気やだるさに襲われるものの、帯状疱疹を発症しているときとの症状とは明らかに異なることを発見しました。

恭子注:陰性体質の方は、ほとんどこのだるい、といった好転反応が出ます。

精神面では帯状疱疹時のような落ち込み、倦怠感といったネガティブな症状は全く出ないということです。

ただ体だけがだるく、眠くて仕方がない。でも気持ちはポジティブでいられる。

岡田先生によるとこれはいわゆる好転反応のひとつであると。

先生に直接解説していただくことにより、恭子式マクロを実践して自分が前進しはじめていることを確信できた有り難い瞬間でした。

 

教室に通っている間も五月の連休、夫の夏休みなどは我が家での従来の習慣に従い、たびたび外食に出かけました。

そして必ずと言っていいほど体調を崩し、身を以てさまざまな好転反応を体験しました。

たとえば・・・

帯状疱疹の再発(しかし以前ほど重くはならない)、蕁麻疹、風邪による発熱とその後の発疹、口内炎や皮膚の弱い部分からの出血、などなど・・・。

その度に教室で先生や先輩受講生の方に相談したり、過去の「たんぽぽ便り」に目を通して同じような症例を調べたりして安堵していました。

恭子注:これは、好転反応ではありません。
体の血液がきれいな小川状態になると、その小川に汚い(マクロで言うところの邪食)ものを入れると、例えばインクをインクツボごとあけると、波紋が広がるように、体の状態が悪くなるのです。

 

「外食が続くとだめなんだね。」と夫がぽつりと言った時、私の体質と恭子式マクロ食への理解を深めてくれているのを感じ嬉しく思いました。

 

現在までの経過を表現すると「一進一退」ならぬ「三進一退」というところでしょうか。

気がつけば、年間を通して最も苦手だった梅雨時もうまく乗り切れ、冷え性が改善されたため真夏の冷房対策に苦慮することも減り、日の出の時間に自然に目が覚めます。

ただし、恭子式マクロの正しい食事をしているときは、という条件がつきますが・・・。

 

卒業を迎えるにあたって、通学中のような枷が無くなったことにより軌道から外れることのないよう、このレポートの内容を自らの心に刻みたいと思います。

 

岡田先生からは、先生が築きあげられた「恭子式マクロ」という食事療法のみならず、物事の考え方、感じ方のヒントもたくさんいただきました。博識で、指導者としての経験豊富な先生のお話は、単なる雑談、世間話の域を超えていて、生徒一人一人に物事の本質を見抜く訓練の場を与えていたように思われます。

「恭子式哲学」ともいうべき先生の教えの着地点は「自分が仕合せになる。そして人も仕合せにする。」という極めてシンプルで素敵な生き方です。

仕合わせになるためにはまず、自分でそのような運命を切り開いていかなければなりません。

「食は神なり命なり」という言葉を残した水野南北は「食で運命は変わる」とも言っています。

「食を慎むことによって運命を良い方向へ(自分で)変えていく」

これが私のこれからの、また一生の課題でもあります。

 

私にとってはあっという間の密度の濃い、意義深い半年間でした。

岡田恭子先生、一緒に学ばせていただいたクラスメイトの皆様、本当にどうもありがとうございました。

 




 恭子からひと言

小説のヒロインのように、上品で軽やかで美しく、、、といった風情の方だったので、どの程度取り入れてくださったかな、と思っていましたが、

すっかり、私の伝えたいことを学んでくださって、長年の悩みの虚弱体質改善してくださいました。

とてもうれしいです。

どうぞ、運命をさらに良い方向に自分で、変えていっていただきたいと祈っています。

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冷え性、虚弱体質改善、帯状疱疹